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「大丈夫」という言葉の使い方、本当に大丈夫? [雑学・教養]

「大丈夫」という言葉があります。

日常何気なくよく使う言葉です。

私も、よく使っています。


ですが最近、

この「大丈夫」という言葉の誤用や流用が定着し間違った日本語を使っている人が多いことが問題視されています。


「大丈夫」の本来の意味は、「goo国語辞書」によれば、

1.危なげがなく安心出来る様。強くてしっかりしてる様。

2.間違いがなくて確かな様

となっています。


ですが、

こんな時に「大丈夫です」を使っていませんか?


例文その1:本屋にて

店員:「こちらの本にカバーをお付けしますか」

客:「いや、大丈夫です」


この会話で使われている「大丈夫」は、

本来の「大丈夫」の意味では成り立たない会話です。


例文その1で客は、

ブックカバーが不要な事を

「いや、大丈夫です」と言い断っています。


他に間違った使い方として、

「大丈夫」が可能、不可能の意味で誤用されていることがあります。


例文その2

「二次会に行けますか?」

「大丈夫です」⇒可能の意味(誤用です)


断り文句で使う場合は、

相手にやわらかく断る印象を与える為に使われているようです。


さらに、「大丈夫」を可能・不可能の意味で使う場合も、

丁寧な感じがするということで使われているようです。


では、「大丈夫」の本来正しい使い方は?

例文をあげてみます。


例文その3

・この建物は、震度7までの地震には大丈夫です。⇒安心の意


例文その4

・この仕事は、彼に任せておけば大丈夫!⇒間違いがない確かな様


「大丈夫」は、

本来こういう使い方をするのが正しい使い方なのです。


言葉は、人が生み出し、

人の生活の中で使われ変化していきます。


この誤用や流用、

あなたはどう思いますか?


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〈補足・豆知識〉

①語源

「大丈夫」の語源は古代中国・周の時代(紀元前1050年頃~紀元前260年頃)にさかのぼります。

周時代の長狭の単位で「一丈」とは約180㎝をあらわしました。

この「丈」の長さが周時代の男性の平均身長に近いことから、

男性のことを「丈夫」と言っていました。

「丈夫」の「夫」は、現在で言う夫婦の夫のことではなく、

男性のことを意味します。

そして、

男性の中でも強くて立派な男性のことを「大丈夫」とよんでいました。


この「大丈夫」という言葉が、日本に伝わり、

立派な成人男性のことを「大丈夫」と日本では言うようになり、

立派な成人男性がいてくれれば安心だ、ということから「大丈夫」の意味は変化していきます。


②「大丈夫」と仏教の関係

この「大丈夫」という言葉、

仏教とも深い関係がありまして、

仏教用語で「大丈夫」とは「菩薩(ぼさつ)」のことを示します。


「菩薩」とは、

人を人生の苦しみから救いたいと悟りを開くため修行を行っている修行者のことです。


③女性の大丈夫は「女丈夫(じょじょうぶ)」

「大丈夫」が立派な男性の事を現すなら女性のことは?

あります。

「女丈夫」という言葉。

ただし、女性の場合は、勝ち気でしっかりした女性の事を言うそうです。

因みにこの「女丈夫」

今の所、私のパソコン(Windows10・ATOK)では一括変換出来ませんが、

この言葉もそのうち広く社会に定着して一括変換出来るようになる日が来るかもしれませんね。


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長々と書きましたが、

最後まで読んで下さって有難うございます。


それではまた。

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